あおい目のこねこ
〈 おなかをすかせたあおい目のこねこは、ねずみがいっぱいる国をさがしていますが、だれにたずねても、あおい目のねこなんかと相手にしてくれません。あわや餓死寸前……。でも、めげないこねこはチャンスをつかみ、目的をはたします 〉
この本は、例えば、兄弟姉妹の中で自分が一番かわいがってもらってないと思っている人、 クラスの中でみんな連れがあるのに自分だけはひとりぼっちだと思っている人にぜひ読んでもらいたいです。
この本を読めば、無視されたと感じた時は、「あいつには通じないんだ、今に通じるやつに出会うさ」と肩をすくめて回れ右すればいいのだということが分かります。また、ほんとうに頼りになる仲間は、いざという時が来て初めて見極めがつくということも分かります。
そうそう、大事なことがもうひとつ、もしかして将来、あおい目の人を好きになって親に紹介しなくちゃならなくなるかもしれないから、やっぱりみんな今のうちにこの本を買っておくことをプー横丁ではお勧めします。
エゴン・マチーセン 作 せたていじ 訳 福音館書店「世界傑作童話シリーズ④ 1,200円
(1998年 ’平成10年’ 4月27日 1回 杉原由美子)
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