となりのせきの ますだくん

 みほちゃんは、おとなしいタイプの女の子です。入学式の日、一人で教室へ行けなくてメソメソしていたら、超元気な同級生がやって来て一緒に連れていってくれます。それがますだくんとの出会いでした。
 教室でもますだくんは、みほちゃんのとなりの席になったので、何かと世話を焼いてくれます。 さんすうおしえてやろうとか、なわとびおしえてやろうとか、にんじんのこしちゃいけませんとか、なんだかんだと……。そうなのです、これはみほちゃんにとっては限りなくイジメに近い仕打ちなのです。毎朝、やだな、やだな、と思いながらみほちゃんは学校へいっています。これ一冊だけだと、どきどきしたままで終わってしまうので、どうぞつづきの「ますだくんのランドセル」などもお読み下さい。
 みほちゃんとそっくりの体験をした我が娘の6年後。中学で再び同じクラスになったと聞いて、「 どう?またイジメル?」「あはは、冗談でしょ、休み時間には読書してるぜ、あいつ」。はあ、変われば変わるものです。

武田美穂 作・絵 ポプラ社「えほんとなかよし⑫」 1,200円  (1998年 ’平成10年’ 5月11日 2回 杉原由美子)

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