やまなしもぎ

 おいしい梨の季節はそろそろ終わりになりますが、岩手県原産のやまなしのお話はいかがですか。
 病気のお母さんのために、3人兄弟はやまなしをとりにいくことになります。まず長男の太郎から。太郎は途中で会ったおばあさんの忠告に従わなかったため、失敗します。次郎も同じこと。三郎は、おばあさんの言うことを良く聞いて行動したので、みごとに成功、兄たちも助けてめでたく家に帰ります。三郎のとってきたやまなしのおかげでお母さんの病気もすっかり良くなったのでした。
 民話の語り口を生かした、あたたかい、リズミカルな文章です。絵にも奥行きがあり、お芝居を見ているみたいで楽しいのです。よくある3人兄弟もの、と思いがちですが、このお話のような「仲良し3兄弟」というパターンは、ちょっと珍しいのでは?
 我が家では、末娘の切なる希望で劇ごっこをやらされました。彼女にしてみれば、もちろんお姉ちゃんたちにも出演してもらいたかったのですが、交渉決裂。で、なんと私が一人5役(母+太郎+次郎+ばばさま+ぬまのぬし)をすることになってしまいました。末っ子はいいなあ。

平野直 再話 太田大八 画 福音館書店 1,200円  (1999年 ’平成11年’ 11月10日 25回 杉原由美子)

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