どうぶつえんガイド

 この絵本には、40種類の動物の絵と、解説がのっています。解説は絵入りだから分かりやすいし、愉快です。たとえば、レッサーパンダは「好きなものをそればっかり食べて、すぐにうんちをします」とか、ワニは「走るとけっこう速いから追いかけられたらジグザグに走って逃げよう」とか、絵といっしょに書いてあります。
 ゾウやゴリラなど、富山では会えない動物もこの絵本にはのっています。動物たちと寝食を共にした人ならではの温かさが伝わってきます。なにしろこの絵本の作者のあべ弘士という人は、北海道の動物園の飼育係だったのです。
 5月の連休に、富山市ファミリーパークで、実際に見てきました。ほんとうにレッサーパンダは食べるとすぐうんちをしてました。両手両足をだらんと下げて、木の枝で寝るというのもほんとうでした。何より、ぬいぐるみのように描いてあったレッサーパンダでしたが、本物もやっぱりぬいぐるみのようでした。富山で見られて、うれしいと思いました。
 その時、キリンのきりまるもとても元気に子どもたちと遊んでいました。つい先日、きりまるの死を聞いた小2の娘はポロポロ涙を流して怒っていました。「ちゃんと見とってやらんとだめやろ」と言って。一番悲しいのは飼育係の方たちだと思います。命を大事にしようねと話し合ったことでした。

あべ弘士 作・絵 福音館書店 1,600円  (2000年 ’平成12年’ 7月17日 37回 杉原由美子)

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