100かいだてのいえ

 星を見ることが大好きなトチくんのところへ、1通の手紙が届きます。手紙には、「ぼくは100かいだての家のてっぺんに住んでいます。遊びにきてください」と書いてありました。 地図をたよりに森の中に入っていくと、いつの間に建ったのか、ありました、100かいだての家が。でも、いったいだれが住んでいるのでしょう。
 100かいだての家に入ってみると、そこはネズミたちの住まいでした。「てっぺんに住んでいる人に会いにきました。通っていいですか」ネズミたちは快く通らせてくれました。ネズミの家は10階まで。11階からはリスの家です。そうやって10階ごとに別々の生き物が住んでいるのでした。高層アパートというわけです。
 各階の住人の暮らしぶりを見せてもらいながら、上って上って100階に着いてみると、そこには、トチくんと同じように星の観測が大好きという人が待っていました。なるほど。
 モノづくり大好きの作者は、横長(縦長?)の絵本の形をうまく利用して、見開き毎に違う雰囲気の家をたっぷりと見せてくれます。自分だったらどんな家に住みたいか、どんな部屋にしたいか、想像して楽しんだ経験はだれにもあると思いますが、100階建てとはすごいですね。
 この夏休み、空へ向かって上へ上へと伸びていく家の続きを家族で考えて作ってみませんか。

岩井俊雄 作 偕成社 1,260円  (2009年 ’平成21年’ 7月22日 146回 杉原由美子)

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