アルファベットだいずかん

 今月8日の毎日新聞1面に、人文科学も「科学技術」という記事が載りました。これまで、 いわゆる「理系」の分野に偏って国のお金が投入されていたのですが、これからは人文・社会学の分野も振興の対象になるそうです。 「人工知能がヘイトスピーチをする」などという失敗もあって、進路変更に至ったようです。
 ちなみに、我が家の次女はリケジョでした。大学受験のとき、「理社はブツブツチリで受けるから」、 と言われて何のことかと思ったら、「物理で2分野と地理」という意味でした。自分が受験するわけでもないのに、 「そ、それでだいじょうぶなの~」と慌てました。私には、物理で赤点を取った苦い記憶があるからです。
 片や、算数が数学になってから、俄然勉強が面白くなったという娘です。ところが、 私が毎晩のように読み聞かせていた本の中身は「ぜんぜんわかっていなかった」というのです。 ただ、「お母さんのひざに座って、お母さんの読む声を聞いているのがうれしかった」そうです。 一例として、理系とはそういうものなのです。
 今回ご紹介する『アルファベットだいずかん』は、AからZまでの26文字がそれぞれ見開きページを担当、 その中にまたAからZまでの単語と絵が描き込まれている趣向です。なので、少なくとも26×26=676語を学ぶことになります。 例えば「D」はダイナソーのページなので、「A」アパトサウルスから「Z」ズニケラトプスまで、 26種のダイナソーを見つけることができます。
 「B」はバード、「F」はフォレスト、など、ページ毎にがらりと雰囲気が変わるのも楽しいです。
 アルファベットのつづりの横に、カタカナ表記と共に、耳で聞いた時の音に近い表記もあります。 帽子は「ハット」ではなく「ヘアト」とか。この部分を、大人もいっしょに声に出して読んで行きましょう。 子どもが理系であろうが文系であろうが、きっと耳に残って、将来役に立つに違いありません。

アラン・サンダース 作 高津由紀子 訳 外山節子 監修 偕成社 2,484円
(2019年 ’令和元年’ 1月23日 253回 杉原由美子)

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