2015年
アンナの赤いオーバー
キリスト降誕、サンタクロース、モミの木、トナカイ、プレゼント、トムテにアドベントにクリスマスキャロル……。数あるクリスマス絵本も、国の内外の、 身の安全をないがしろにされている子どもたちのことを思うと、気軽には楽しめな […]
ゴリラが胸をたたくわけ
山極寿一氏は、京都大学の総長で、何を勉強されているかというと、「サル」です。始めは「ニホンザル」専門でしたが、同じ霊長類でも、ヒトに近いゴリラに関心を持つようになり、 生息地である中央アフリカへ行って、間近に観察するよ […]
ふしぎなボジャビのき
副題に「アフリカのむかしばなし」とあります。先日「世界のともだち」という写真絵本シリーズのパネル展をやった時、 アジア・アフリカ地域を舞台にした絵本も、できるだけ集めてみました。40冊ほどあった中には、初めて知った本も […]
やぎのしずかのしんみりしたいちにち
やぎの「しずか」は、田島征三さんが飼っていた、雌のヤギです。田島さんは、東京都内とはいえ、 多摩丘陵の奥にある村里で子育てをしたので、お子さんたちの栄養補給に、ヤギのミルクがとても役に立ったそうです。 そしてしずかは、 […]
地球のひみつをさぐる
これは科学の絵本で、しかけ絵本でもあります。 地球がいつ、どのようにできたか、という説明から始まります。宇宙の始まりが138億年前で、地球の始まりが46億年前で、さらに生命が誕生したのは38億年前で……。数字をいくら並 […]
わすれたって、いいんだよ
るりのおばあちゃんは沖縄生まれです。るりの生まれるずっと前から、神奈川県で沖縄料理のお店を続けてきました。 「なんくるないさー」という名前の小さなお店には、おばあちゃんの作る沖縄料理を楽しみに、お客さんが来てくれます。 […]
ぼうさまになったからす
2月末に亡くなられた児童文学作家の松谷みよ子さんは、絵本作品も多く遺されました。以前、この欄でご紹介した『こめんぶくあわんぶく』は美しい民話絵本、『わたしのいもうと』は、いじめられて不登校になり、ついにはろうそくの炎が […]