2002年

2002年
まりーちゃんとひつじ

 まりーちゃんの飼っているひつじの名前は「ぱたぽん」といいます。ある日、まりーちゃんは、ぱたぽんに話しかけます。 「ぱたぽん、おまえは いつか こどもを一ぴきうむでしょう」 まりーちゃんは、ひつじの毛が自分の夢をかなえる […]

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2002年
ラン パン パン

 インドのお話です。あるところに仲の良いクロドリの夫婦が住んでいました。クロドリの美しい啼き声が気に入った王様は、クロドリの妻を生け捕りにしてお城へ連れ去ってしまいます。 なんと身勝手な!怒った夫は妻を取り戻すべく完全武 […]

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2002年
コーギビルのゆうかい事件

 犬好きの方はピンとくるかもしれません。この絵本の主人公はコーギー犬です。足の短いおとなしいキツネ、という感じの犬です。 作者のターシャ・チューダーは、たくさんの動物といっしょに暮らしていますが、中でもこのコーギー犬が大 […]

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2002年
木をかこう

 教室(私は子どものためのパソコン教室もやっています)で、子どもたちにお絵かきソフトの手ほどきをするとき、一通り道具の説明をして、「ここに何でも好きなものを描いてみて」などど言ってそこを離れてしまうと、いつまでも何も描け […]

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2002年
じめんのうえとじめんのした

 私たち人間を含め、動物はみな、空気を体内に取り入れて生きています。植物も同じです。だから私たちは、なんとなく、動物も植物も太陽と水と空気があれば生きていけるかのように思っています。 けれどもそれだけではおなかが空くので […]

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2002年
ビロードうさぎ

 「かわいがられたおもちゃは本物になる」という考え方を、どう思いますか? そんな難しいテーマを絵本にしたって無理がある。私は初め、そう思いました。きっと途中で白けてくるだろうな、ま、仕方ないな、と思っていました。でも、そ […]

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めっきらもっきら どおん どん

 呪文のようなタイトルです。その通り、これが不思議の世界へ入るきっかけになる大事なことばなのです。 かんたがいつも遊んでいる神社へ行くと、なぜかその日に限ってだれも来ていません。たいくつしのぎに口から出まかせの歌を歌うと […]

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2002年
もこ もこもこ

 お客さんはこの絵本が欲しいとき、「もこもこの本、ありますか?」と尋ねます。でも、正確には「もこ もこもこ」と言わなければなりません。「もこ」、一呼吸おいて「もこもこ」と続ける。これが正しい読み方なのです。理屈を言うには […]

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ぼくらの地図旅行

 子どもたちは地図を見ることが好きです。うそっこで地図を作ったりもします。この絵本は、物語を楽しみながら本物の地図の使い方を教えてくれます。 小学5年生のシンジとタモツは、ひょんなことから岬の灯台まで2人だけで出かけるこ […]

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2002年
スーホの白い馬

 馬頭琴という楽器があります。胡弓の仲間の弦楽器で、棹の先端が馬の彫り物になっています。この楽器がつくられた由来として、お話は始まります。 昔、モンゴルの草原にスーホという羊飼いの少年がおばあさんと2人で暮していました。 […]

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