1999年
からすのパンやさん

 こんなにおいしそうな本はめったにありません。いや間違えた、こんなおもしろそうな本はまずめったにありません。なにしろ読むとよだれが出てきます。いや、よだれが出るほどおいしい、いや、おもしろい、いや、おいしい、だからとにか […]

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1999年
あんちゃんのたんぼ

 父親を亡くしているぼくたち兄弟は、水利の悪い山のたんぼを借りて米作りを始めた。お米がどっさり採れたら、あんちゃんは修学旅行に行けるから。でも、たんぼでの仕事は思ったよりうんときつくて、ぼくはさぼって遊んでばかり。あんち […]

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1999年
ぬまばばさまのさけづくり

 ぬまばばさまのお酒の主な材料は、「ゆうやけの紅、月明かり、ちちくさ、南風、小鳥のさえずり、柳の芽、きつねの鳴き声、なめくじの皮、やなぎそう、こけももの枝、はたねずみの鼻息。好みによってこがねむしの黄金、あおむしの青を加 […]

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1999年
さっちゃんのまほうのて

 この絵本は、今までご紹介してきた楽しい絵本とはちょっと違っていて、読んだら涙が出そうになるかもしれません。でも、きっと元気も出る絵本なのです。 幼稚園に通っているさっちゃんは、とても元気な子。もうすぐお姉ちゃんになると […]

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1998年
ピーターラビットのおはなし

 イギリスで最初に出版されたのが1902年という、古典的ということばがぴったりの絵本です。翻訳されてからでも27年経っていますから、お母さんが独身のころ買ったのだという本で読み聞かせている家庭も少なくないはずです。 でも […]

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1998年
となりのせきの ますだくん

 みほちゃんは、おとなしいタイプの女の子です。入学式の日、一人で教室へ行けなくてメソメソしていたら、超元気な同級生がやって来て一緒に連れていってくれます。それがますだくんとの出会いでした。 教室でもますだくんは、みほちゃ […]

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1998年
あおい目のこねこ

 〈 おなかをすかせたあおい目のこねこは、ねずみがいっぱいる国をさがしていますが、だれにたずねても、あおい目のねこなんかと相手にしてくれません。あわや餓死寸前……。でも、めげないこねこはチャンスをつかみ、目的をはたします […]

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