2024年

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ぼくが子どものころ戦争があった

 この絵本については、8月16日付の本紙北陸面にも出版の経緯が書かれていましたので、ご記憶のかたも多いと思います。文章を担当した寮美千子さんと私は同い年、原作者の田中幹夫さんは私たちにとって父親世代ということになります。 […]

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おいしさつながる 昆布の本

 この本の著者の松田さんは北海道生まれで、子どもの頃から昆布に親しんできました。長じてイタリア料理の料理人になってから、地元の食材の大切さに目覚めて、昆布を積極的に使ってみることにしました。すると、昆布はそのままでおいし […]

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スナ・フジタ図鑑

 スナ・フジタは、2人組の陶芸家です。若い頃は大きな作品も作っていましたが、だんだんと、この本に収録されているような小さい作品、毎日使える食器や花瓶なども作るようになりました。 それはおそらく、お子さんが生まれたからだと […]

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タケシのせかい

 タケシのパパの部屋には秘密の小箱があります。「ぜったいに開けちゃダメ」といわれている箱。家に、パパもママもお兄ちゃんたちもいないある日、タケシはこっそり箱を開けます。 開けると手紙とドクロマークのついた小さなビンが入っ […]

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ねえ、おぼえてる?

 作者シドニー・スミスさんの絵本をご紹介するのは今回で3回目です。最初は『ぼくは川のように話す』、次は『おばあちゃんのにわ』でした。文章はジョーダン・スコットさんによるもので、それぞれ、スコットさんのお父さん、おばあちゃ […]

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ないたにわとり

 村のはずれにあるおじいさんの家の庭には、春ともなれば庭一面にたくさんの花が咲いて、にぎやかに歌っているかのようでした。そこには一羽のにわとりもいました。おじいさんは気づいていないようですが、にわとりはとてもいばりんぼう […]

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きみは、ぼうけんか

 私は、冒頭の場面でショックを受けました。割れた窓ガラス、ひしゃげた戸棚と電気スタンド、壁からは写真や絵画が落ちて床に散らばっています。富山県西部に住む私には、つい最近の能登半島地震の記憶がありありとよみがえる、つらい情 […]

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ぼくは、ういてる。

 主人公の一平くんは、前作『すてきなひとりぼっち』で、ひとりでいるときのすがすがしい気持ちを自分の中に住まわせるようになりました。自分を外から眺めることができるようになったんです。 そうしてわかったことが、「ぼくは、うい […]

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キューちゃんの日記

 60年くらい前のこと、小学2年生のマリ子は、お父さんに連れられてしんせきのキューちゃんのお家に行きました。キューちゃんというのは、翁久允(おきなきゅういん)さんのことです。19歳で渡米し、波乱万丈の人生を乗り越えてきた […]

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