2006年

2006年
ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸

 これは、第五福竜丸の絵本です。マグロ漁船第五福竜丸は、1954年3月1日、南太平洋マーシャル諸島沖で、アメリカの水爆実験に遭遇、死の灰にまみれながら、2週間かけて自力で母港焼津に帰り着きます。23人の乗組員のうち、最年 […]

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五助じいさんのキツネ

 五助じいさんは、ひがね山で1人暮らしをしています。毎朝、水筒ならぬ湯タンポに水を入れて、それを背負って畑仕事に出かけます。少しばかり寂しいけれど、穏やかな毎日でした。そんなある日、1匹の子ギツネがどこからか迷い込んで来 […]

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ふたりはいっしょ

 がまくんとかえるくんのお話、といえば、「おてがみ」を思い出す方が多いでしょう。小学2年生の国語の教科書に載っているからです。自分あてのお手紙を欲しがっているがまくんのために、かえるくんが手紙を書きます。配達を引き受けて […]

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とんとん とめてくださいな

 ある秋の日、3匹のねずみが山へハイキングに出かけた帰り道、深い霧にまかれて、迷子になってしまいます。途方にくれてあたりを見回すと、どうやら家が一軒あるようです。3匹はその家までたどり着くと、「とんとん とめてくださいな […]

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野はらの音楽家マヌエロ

 ある夏の夕暮れどき、野外コンサートの会場でうっとりと音楽に聞きほれているカマキリがいました。名前はマヌエロ。自分も音を出して楽しみたいマヌエロですが、残念なことに、音を出すようには生まれついていません。それならばと、お […]

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だるまちゃんとかみなりちゃん

 だるまちゃんが外へ遊びに行こうとすると、雨がぱらぱら降ってきました。かさをさして出たら、「ぴかぴか ごろごろ がらがら どしん!」と、雷が落ちてきました。雷は雷でも、小さなかみなりちゃんです。かみなりちゃんは、 雲の上 […]

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絵本アフリカの人びと

 4年前のワールドカップサッカーがまだ記憶に新しいのに、もう次が始まったのか、と感じています。それほど、前回の印象が強いのです。あの大会のおかげで、サッカーと、共同開催国だった韓国に、より深い知識と親しみを持つことができ […]

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ゆかいなかえる

 やっと暖かくなったと思ったら、早くも初夏の陽気です。田んぼにはあっという間に水が引かれ、植えられたばかりの苗が頼りなさげに風に揺れています。今は静かなたんぼですが、これから気温が上がるにつれて、かえるの合唱団が大編成で […]

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ラチとらいおん

 主人公のラチは弱虫な男の子。犬もこわいし暗やみもこわい。友だちもこわいので、いつも一人で絵本をみてばかり。そんなラチですが、夢をもっています。パイロットになりたいという夢です。でも、弱虫なパイロットなんているでしょうか […]

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はるになったら

 春になったからというわけではないのでしょうが、赤ちゃん誕生の便りが身のまわりでたて続きました。少子化が問題になっている折、心楽しい話題です。そう、とにかく大人にとってはね。 では、お兄ちゃんお姉ちゃんになった子どもにと […]

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